アクセサリーでかぶれるわけ

鈴木真理著『素肌美人になる本』(チクマ秀版社)より抜粋

人の体というのは、わがままにできているのでしょうか。きれいに飾ろうとするお化粧やアクセサリーで、いろいろなトラブルを起こしてみせるものです。

金属アレルギーは、肌につけた金属製アクセサリーなどから、金属イオンが汗に溶け出して皮膚に吸収され、抗原抗体反応を起こすものです。アクセサリーのほか、腕時計、眼鏡のフレーム、歯の詰めものでも起こりますが、ここ数年のピアスの流行で急増しています。

ピアスのため耳に穴をあけたところ、化膿してジュクジュクになり、それ以来その金属のアクセサリーを身につけると、アレルギーが起こるというものです。ピアスと金属アレルギーの間に、はっきりとした因果関係は確認されていませんが、小さな子供のころからピアスをする習慣のある、ヨーロッパでは金属アレルギーが多く、ピアスがまだ一般に広まれなかったころの日本では、金属アレルギーがあまり見られなかったというのも事実です。

これまでは、アレルギーを起こすのはニッケルだと思われていました。逆に金などは、安全な金属だと考えられていたのですが、最近の症例を診ていますと、どうもそれもあやしくなっています。そして一度金でアレルギーを起こすようになると、一生金製品を身につけることはできなくなります。ピアスでアレルギーになったのだから、ネックレスやブレスレットといった、他のアクセサリーなら大丈夫というわけにはいかないのです。

金属アレルギーかなと思ったら、すぐ皮膚科医の診断を受けて下さい。皮膚科医たちは、治療はもちろん、とりあえず症状を軽減する方法を知っています。